医療機器センター、「AI・デジタルヘルス研究会からの提言」を発表

医療機器センターは、AI・デジタルヘルスの進歩を見据えた新たな保険償還制度のあり方の検討をするため、昨年11月に13名の有識者により構成される『デジタルヘルスの進歩を見据えた医療技術の保険償還のあり方に関する研究会(AI・デジタルヘルス研究会)」を設置して計5回にわたる検討を進め、14日提言を発表した。

本検討は狭義にはAIを含むデジタルヘルス分野の推進を図る産業界を後押しするものだが、広義にはこれからの「国民の健康寿命の延伸」と「医療・介護サービスの生産性の向上」の実現にデジタルヘルスが貢献していくものとなるため、現行制度の課題を解消した新たな評価制度の検討が望まれるという。

今回の提言では、AIを含むデジタルヘルス分野の開発競争が世界的に激化するなか、世界に先駆けて当該技術を国民・患者に提供することを目指し、デジタルヘルスの特性を踏まえた保険償還制度のあり方として次の5つを提案した。

デジタルヘルスの特性を踏まえると、その保険償還は、①包括評価で、②アウトカム評価も含める仕組みにすることが必要と考えます。また、デジタルヘルスはデータ収集に対する親和性が高いことから、③一定期間データを収集し、再評価を行う仕組みの導入も必要と考える。同時に、デジタルヘルスの評価にあっては、従来の知見に加え、さらに異なる分野の専門性や専門家が必然的に求められることから、④新規の専門の組織を中央社会保険医療協議会(中医協)に設置することが必要と考える。また、医療保険で評価されているデジタルヘルスに関する医療技術とそうでないものを明確に区別するためにも、⑤デジタルヘルスに即した報酬項目の新設が必要となると考える。

AI・デジタルヘルス研究会は、上記をデジタルヘルスに関する医療技術の評価のあり方に関する5つの提言としてまとめた。

デジタルヘルスの進歩を見据えた 医療技術の保険償還のあり方に関する研究会 (AI・デジタルヘルス研究会) からの提言

関連URL

医療機器センター 

関連記事

注目記事

  1. 2024-7-17

    順天堂大学、AIを用いた脳容積解析ソフトウェアを開発

    順天堂は16日、順天堂大学保健医療学部診療放射線学科の後藤政実 先任准教授、京極伸介 教授、代田浩之…
  2. 2024-7-12

    生成AIによるオススメフォントのアドバイスサービス「DynaGPT」リリース記念キャンペーン

    主に文字フォント開発、およびその関連製品の開発・販売・保守を行う、ダイナコムウェアは、生成AIによる…
  3. 2024-7-6

    WITCRAFT、生成AIを活用した動画サービスDO/AI(ドゥ・エーアイ)を提供開始

    WITCRAFTは2日、生成AIを活用した動画サービスDO/AI(ドゥ・エーアイ)を提供開始した。 …
  4. 2024-7-3

    AI英語アプリ「マグナとふしぎの少女」、GIGAスクール端末向けにアップデート

    昨年夏、学校内で流行りすぎて公開停止となったミントフラッグの英語学習アプリ「マグナとふしぎの少女」は…
  5. 2024-6-19

    NVIDIA、生成 AI が台風を追跡しエネルギー消費を抑制

    NVIDIAは12日、従来、CPU のクラスターで複雑なアルゴリズムを実行し、25キロメートル解像度…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る