VAAKは15日、今年3月から提供している万引き防止AI「VAAKEYE(バークアイ)」において、拡張機能を搭載した特化型ソリューションとして、映像解析AI「VAAKEYE 店舗管理」と名称を改め、提供を開始すると発表した。
映像解析AI「VAAKEYE」は、防犯カメラから映像を取得し、解析することで、人物行動や異常を検知し、スマートフォンやPCに通知を行う映像解析ソリューション。不正行動、禁止・迷惑行動、業務行動、購買行動など様々な対象を検知し、防犯・管理業務の効率化、施設内の可視化によるデジタルトランスフォーメーションを支援する。
提供する検知データでは、カメラ名、検知時間、緊急度、検知項目、管理画面URLの一覧をCSVで取得できる。
検知データによって、施設内の人物行動や異常が可視化され、定量的なデータをもととした課題把握を行うことができる。例えば、時間や場所ごとに検知データを分析することで、管理者数の過多や滞留の頻発を把握でき、シフト人数の削減や作業手順の見直しといった改善に、役立てるという。
VAAKEYEでは、防犯カメラの映像をAIで解析することで、人間の詳細行動の検知を可能とするVAAKの独自技術を活用している。人間の歩幅や関節の動きなど、100以上のポイントを分析することで、一般には難しい、複雑な行動についても検知することができる。
検出率(検知対象のうち、検知した割合)については、検知対象や環境によってばらつきがあるが、精度(検知したもののうち、検知対象だった割合)については、99%以上の高い精度だという。
今後もVAAKでは、映像解析AI「VAAKEYE」を用いて社会課題を解決し、犯罪や事故のない豊かな社会の実現を目指すとしている。