LINEは1日、エビソルと共同で開発したAI電話予約応対サービス「AIレセプション」を実用開始、AIスタッフ「さゆり」による予約電話の応対(電話応対・空席確認・予約登録)を開始したと発表した。
近年、飲食店予約においては、ブラウザやアプリを通じたネット予約が普及している。しかし、当日や来店直前はネット予約ができないという認識の利用者が多いことから、「ebica」導入店舗(約1万5000店)ではいまだ全体の50%以上が電話経由の予約である、という現状がある。また、新型コロナウイルスの影響により来店直前の電話がさらに増えており、店舗スタッフの業務も増えている状況だという。
そのような中、LINEとエビソルは、AIによる飲食店での予約電話応対実現に向け昨年7月に協働を開始、昨年11月に行った実店舗での実証実験を通じて得た知見を生かし、さらなる開発・チューニングを行ってきた。
そして、「AIレセプション」として実店舗での電話応対を開始した。「AIレセプション」は、飲食店にかかってくる予約電話に「LINE AiCall」(AIスタッフ「さゆり」)が応対、そこで聞き取った内容と飲食店向け予約管理システム「ebica」の空席データをリアルタイムで参照し、さらに予約登録までを自動化するサービス。
1日から「俺の」、「物語コーポレーション」の運営する店舗などで順次実用開始する。今後も導入企業、店舗は拡大予定だという。