AI×IoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、バカンは12日、市内での技術実証・実装を神戸市が支援する「Be Smart KOBE」プロジェクトで、「Human×Smart」な都市づくりにチャレンジする事業者として採択されたと発表した。
神戸市は、先進的な技術を活用して、人間中心の目線で社会的な課題の解決を目指す「Be Smart KOBE」プロジェクトを2019年から推進しており、今回は第2回目のプロジェクト。今回のプロジェクトでは「Human×Smart」な都市づくりへのチャレンジをテーマに、市内での技術実証・実装を支援する事業者が全国から募集され、5社が採択された。
バカンは、Withコロナ/Afterコロナにおける高い利便性と安心・安全性を兼ね備えた新たな都市づくりへのサービス活用を目指し、店や施設のリアルタイム空き状況をIoTデバイスやカメラなどで検知する「VACAN(バカン)」を用いた実証実験を予定している。
神戸市も新型コロナウイルスにより、年間2000万人以上訪れていた観光客数の減少による地域経済への影響や、地域住民の店や施設に対する「三密」ストレスなどの課題に直面しているという。今回、VACANを通してリアルタイムに商業施設や観光スポット、行政機関の混雑状況を可視化することで、密な状態を減らし市民や訪れる人が安心して過ごせる新時代に対応した都市づくりに神戸市とチャレンジするとしている。