AI Shiftは20日、AI自動音声対話システム「AI Messenger for Voice」で、バージイン機能(割り込み対応機能)を実装したと発表した。
近年、カスタマーサポートにおける業務効率化や対応負荷軽減などを目的として、チャットボットをはじめとしたソリューションの導入が加速している。また、音声認識や音声合成、対話システムなどの技術の発展から、今後電話において従来のIVR(自動音声応答システム)による案内ではなく、AIによる自動対話サービスの活用が進むことが予想される。
同社では、2020年4月からAIによって企業における電話業務の自動化を実現する音声対話サービス「AI Messenger for Voice」の提供をしており、今回、より自然な対話を実現するため、バージイン機能(割り込み対応機能)を実装した。
バージイン機能は、システムの発話中にユーザーが割り込んで話しかけた場合でも、ユーザーの発話内容を認識することができる機能。本機能の実装で、システム発話の途中でユーザーが発話した場合でも音声認識が可能となり、聞き直しを軽減することでより人間らしいスムーズな会話を実現する。さらに、対話の煩わしさの解消により対話シナリオの短縮に繋がり、対話完結率の向上も期待できるという。