リアルネットワークスは29日、SAFR 3.0のリリースにより、マスクをした顔とマスクをしていない顔の両方の顔検出およびその認識精度が向上したことを発表した。
SAFR 3.0リリースには、標準で新たな高感度顔検出機能が搭載されている。この機能はさまざまな色や素材のマスクで覆われた顔を高精度に検出し、認識対象が立ち止まることなく動いている状態でも95.1%の検出率と、98.85%の認識精度を実現している。また、複数の顔を同時に撮影した際の検出効率を向上させ、認識の高速化を図っているという。
「世界的なコロナウイルスの大流行によってもたらされた新たな厳しい生活環境においても、SAFRはバージョン3.0のリリースによって高い顔認識精度を維持し続ける。SAFRの精度向上により、マスクを外すことなく非接触でのセキュアアクセスが可能となり、関係者や登録されたVIPがフェイスマスクを着用しても顔認識されないということはなくなります。」と、SAFR担当VPであるBrad Donaldsonは述べている。
SAFR 3.0には新しくマスク検出ダッシュボードも含まれており、顧客は匿名でマスクの使用率を追跡し、年齢、性別、場所、時間で表示したりフィルタリングしたりすることができる。このダッシュボードは、SAFR Webコンソールで使用可能だという。