ビジネスのためのAI活用プラットフォーム「MatrixFlow」を提供するMatrixFlowは30日、ベガコーポレーションを引受先とし、1億円の資金調達を実施したと発表した。
MatrixFlowは「AIはデータの専門家であるデータサイエンティストが作るのではなく、ビジネスドメインの専門家であるビジネスパーソンこそが作るべき」という思いから生まれた。扱っているデータに一番詳しいのはデータサイエンティストではなく現場のビジネスパーソン。その知見はAIの精度に大きく影響する。AIの専門的なことはMatrixFlowが全て担い、ビジネスにフォーカスしてAIを構築できるように設計されている。
例えば、売上予測を用いた仕入量の最適化や購入顧客予測を用いた営業の効率化、もしくは特定業種の専門的な課題など、幅広い課題に対して、一切プログラミングを行うことなく、短期間でAIを構築、活用し、課題解決を図れるという。
今回調達した資金は、製品開発・人材採用などに充てる予定。製品開発チームを強化するだけでなく、顧客のソリューションに寄り添うコンサルタントチームを結成してあらゆる側面からAI導入の課題を解決できる体制にする。また、上場までを見据えたファイナンス体制や組織の構築に力を入れていくとしている。