HACARUS(ハルカス)は7日、パワフルかつ軽量な外観検査AIを今まで以上に手軽に試験導入・検証できるスターターキット「SPECTRO GO」を提供開始したと発表した。
ディープラーニングとは異なるアプローチ方法を用いて 「少ないデータ量」で実用的なAIをつくり出し、様々な業界・企業の「いま抱える」課題を解決するHACARUS(ハカルス)は、独自のスパースモデリング技術を活用し、外観検査AIソリューションを提供している。
ハカルスの外観検査AIは、少量の学習データでも高精度に、かつ省エネ・省時間で分析ができるという強みがある。また検査異常の有無だけでなく異常箇所を判定した理由を説明することができ、サンプル数が少なく・不良品データのない新製品、安価・軽量な機器でも分析が可能などの強みがあるため、これまでAI技術が活用できなかった場面での活用も期待できるという。
「SPECTRO GO」には、評価ライセンス6カ月分に加え、ドイツに本社を置くCPUボードメーカーcongatec製のCPUボード搭載のBOX PC、検査スタンド、外観検査用カメラ等が含まれる。
小型のBOX PCとカメラを接続し、カメラで分析対象の画像をサンプリングするだけで外観検査を実施することができるため、外観検査用の設備がなかったり、AIエンジニアがいない企業であっても手軽にAIソリューションの試験導入をし、外観検査AIの機能性、および業務効率化のメリットを体感できる。
ハカルスは「SPECTRO GO」の提供を通して、今までAIによる外観検査を行っていなかった、またディープラーニングによる外観検査の運用に困難を感じている多くのユーザーに、ハカルス独自のAIソリューションを利用してもらいメリットを実感してもらいたいという。外観検査へのAIの導入により、欠品見落としが低減することによる品質価値の向上や、自動化によるコスト削減・人員不足問題の解消などが期待されるという。