人工知能を搭載したサービスの資料請求ができるAIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは2日、画像認識AIの導入事例を業界別にまとめた「業界別!画像認識AI導入事例集」を公開した。この導入事例集では業界の課題・目的を5つの事例から考察することができる。
画像認識AIとは、普段「目」で見てそれが何なのかを判断してるように、AIがカメラなどを用いて画像および動画から対象物の特徴を読み取り、対象物が何であるか識別する技術。
画像認識AIの中でも様々な技術がある。その中でも類似画像検索とは、AIが画像データの特徴を学習し、学習した画像と類似した画像を識別する技術。類似画像検索技術は様々な目的で活用されている。
中でもイメージしやすいのが製造業の工場における検品業務。製造業の欠かせない業務の一つに、製品の良品・不良品判定を行う検品業務がある。生産ラインに画像認識AIを導入し、AIが良品・不良品の製品それぞれの画像データを事前に学習データとして保有することで、生産レーンに流れる製品の良品・不良品を判別することができる。これまで人間が目視で行ってきた業務を一部自動化することができ、業務効率化が期待できるという。
また建設業界での事例を挙げると、図面の検索にもAIが活用させている。
例えば、新規に作成したい図面とイメージの近い過去図面を参照するために、図面データベースから過去図面を検索すること。ファイル名や作成時期などのキーワードで図面を検索すると、正しいキーワード選定ができていない際に探したい図面になかなかたどり着けないということが考えられる。そこで図面データベースに画像認識AIを導入することで画像をクエリに検索することができるので、スムーズに目的の図面にたどり着くことができる。
これらの事例は、画像認識AIの活用事例のほんの一部。これらの他にインフラ、物流、農業など幅広い業界で画像認識AIが活用されている。それぞれの業務にどのように活用できるのか、AIsmiley独自の視点で業界別に画像認識AIの導入事例を考察できる資料を作成した。