ウィングロボティクス、中小企業の製造現場に「ロボットサブスクリプションサービス」開始

ウィングロボティクスは12日、今年の夏から「ロボットサブスクリプションサービス」を開始すると発表した。導⼊に多⼤なコストがかかる協働ロボットの解決策として、⾼性能な協業ロボットを1台から⽉単位で“派遣”し、中⼩企業の製造現場をサポートする。

現在、DX(デジタルトランスフォーメーション)化が強⼒に推し進められている⽇本だが、どの製造現場でも⼤きなテーマになっているのが、ロボットの導⼊による省⼒化、効率化だ。しかし、ネックになるのがその費⽤。特に中⼩企業にとって⾼額なロボットの購⼊は現実的ではなく、また、導⼊が実現してもプログラミングのために多⼤な労⼒が必要になり、その後もトラブル対応のために専属の管理者を置かなければならなくなるなど、何重にも負担がかかっていた。

それを解決するのが、同社の「ロボットサブスクリプションサービス」だという。

⾼性能な協働ロボットを⽉額制で、⼤きな初期費⽤なしですぐに導⼊することが可能になる。導⼊時に必要なパーツの設定やプログラミングは同社の技術者が⾏う。また、導⼊後のトラブルについても同社の担当者が対応するので、専属の管理者を置く必要がない。

同社が提供を予定しているロボットの第1弾、次世代アーム型の協働ロボットには、周りを⾒る「⽬」と、ロボットの動作を⾃動的に⽣成できる「AI」が備えられている。大阪大学基礎工学研究科、原田研介教授と万偉偉准教授の「マニピュレーション技術」により、「ワークを設置する」「加⼯後、それをつかみ取る」「つかんだワークを所定のケースに置く」といった⼀連の作業を、⼈間の補助なしで⾃動的に計画することができる。「せまい場所」「⼊り組んだ場所」などにおいても、周囲の状況を学習しながら、ぶつかることなく作業をすることが可能だという。

また、複雑な動作を数多く覚えることができるため、パーツやプログラムを差し替えることで、ひとつのロボットを⼯場内で⾃由に移動させながら、違った作業を⾏わせることも可能。いまどこの製造現場でも求められている「多品種少量⽣産」の効率化を実現する。

ロボットの動作はデータとして残すことができ、正確に再現させることが可能。作業を熟知するベテランが退職して仕事が滞ってしまった、という悩みはどこの現場でも起こりうること。しかし、ロボットならばそんな⼼配はない。ロボットの導⼊は技術継承を大いに助け、世代交代を後押しすることになるという。

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