Sportipは22日、Sportip AIを活用した指導者向けアシスタントアプリ「Sportip Pro」を活用した実証実験を埼玉県立川口北高校サッカー部の生徒を対象に実施すると発表した。
本実験ではプレ/ポストパフォーマンステストを比較し、「Sportip Pro」を活用したオンライン指導でスプリント能力の向上が実現できるかどうかを検証する。
スポーツ指導において、経済格差・地域間格差が課題として認識されている。加えて、コロナウイルスにより自宅待機が余儀なくされた。これらの課題により、上達機会の損失や怪我のリスクが向上するなど満足できない競技生活を送るアスリートが多くなりつつある。それらを解決する手段としてITを活用したオンライン指導がある。
従来のオンライン指導の問題点としては、第1に指導に時間がかかること、第2に複雑な指導を正確に行えないことがある。
「Sportip Pro」は、動画・画像を取り込んだ高精度AI解析及び、解析結果の共有が可能となっており、解析を通じて数値に基づいた高品質な指導をオンラインで行うことが可能になっているという。
今回の実証実験では、Sportip AIを搭載したオンラインの指導ツール「Sportip Pro」を利用してもらい、怪我防止を前提とした短時間かつ高価値な指導を提供しパフォーマンス向上が実現できるかどうかを検証する。
実証実験は、埼玉県立川口北高校のサッカー部に所属する選手20名(予定)に「Sportip Pro」を活用したトレーニング指導を約3カ月間実施。今回の実証実験では、AI による動作解析等を行い、選手個人に最適化されたトレーニングや練習方法をオンラインで提案。実証実験の開始日と終了日に、走力や跳躍力などの一般的な動作のパフォーマンスを計測するテストを行い、「Sportip Pro」を活用したオンライン指導の効果を検証する。