BFTとフォワードネットワークは12日、工場内などのカメラの映像をAI(人工知能)が自動判別し、作業日報を自動作成する「日報AIシステム」の提供を開始したと発表した。
「日報AIシステム」のメインとなるAIエンジン部はフォワードネットワークが、ユーザインターフェース部はBFTが開発した。
毎日作成する日報は、作業者本人が作成するため、形ばかりの日報になりやすく、また作成にも時間がかかる作業だった。「日報AI システム」では、工場内にカメラを設置し、その映像を AI で分析することにより、正確な日報を自動で作成することができるという。
今後は、この「日報AI システム」をクラウド環境に移設し、ネットワークカメラ経由で収集した映像を AI(人工知能)で自動判別するサービスを、2021年中に公開、提供していく予定だという。
工場内にカメラを固定し、作業の様子をSDカードに記録。SDカードに記録された映像データを、画像解析(AI)専用のパソコンにコピーし、画像解析を行うことで、日報データ(CSV形式)を作成する。日報データは、Microsoft エクセルを使用して閲覧したり、集計/印刷することが可能。
工場内の一連の作業で、「どこからどこまで」の動作を、どのような工程名にするかは、ユーザーが自由に決めることができる。画像解析(AI)専用パソコン内の機能を使えば、作業の映像をみながら工程名を指定することができる。ここで決められた工程名の映像をもとに、AIが自動で作業の内容を判別する。