AOSデータは16日、AI、知財、契約、データテック、データソリューションを融合したイネーブラー型インテリジェンスDXサイト 「AOSIDX.jp」サービスを開始したと発表した。
AI、IoT、ビッグデータ等、先端テクノロジーを導入することでDXを推進しようと多くの企業が取り組んでいる。これまでの事業で蓄えたデータをAIに利活用し、経営戦略を立てるデータドリブン経営を目指すためには、AIの機械学習精度をいかに上げるかが課題。AIモデルの機械学習を進める際に期待通りの精度を出すためには、アルゴリズムやマシンリソースと同様に、正しいトレーニングデータを用意することが重要。
機械学習のプロジェクトを成功に導く上で、重要な要素に、高品質なデータ収集と適切なラベル付けが挙げられる。どれだけ高性能なアルゴリズムを用意したとしても、また適切なコンピューティングリソースが用意されていたとしても、トレーニングのための教師信号となるデータの品質が低かったり、十分な量のデータセットを集めることができなければ、実用的なプロダクトは完成しない。AOS IDXでは、最先端のAIデータラベリングサービスを紹介している。
既存システムが老朽化・複雑化・ブラックボックス化する中で新しいデジタル技術を導入したとしても、データの利活用・連携が限定的であるため、その効果も限定的となってしまうといった問題が指摘されている。また、既存システムの維持、保守にコストや人材を割かれ、新たなデジタル技術を活用するIT投資のリソースが確保できないという問題も指摘されている。データのDX管理会社のAOSデータは、これまで培ってきたビッグデータバックアップの技術でこれらの課題を解決する。全自動でクラウドにフルバックアップを行い、安全に共有できるビッグデータプラットフォームを構築し、データを利活用できる状態にすることがDXの第一歩。
業務のニーズとシーズの発掘は、特許ビッグデータの検索から始まる。第4次産業革命、DX時代の技術融合・複合のオープンイノベーション環境に入った今は、特許をはじめとする知的財産権が市場の主導権を握る重要な鍵となった。特に、強力な特許は、それ自体が経営戦略であり、マーケティングであり、技術革新として認識されている。
AOS IDXは、DX特許検索システムは「Tokkyo.Ai」と連携しており、簡単な入力で知財部だけではなく経営陣、マーケティングや商品開発部などの問題解決のためのシーズ(Seeds)としても活用できるように開発された。
DX時代には、契約の効率化、契約書の改ざん防止などのソリューションも求められている。
AOSIDX.jpは、次世代電子契約プラットフォーム「Keiyaku.Ai」とAPI連携して、契約業務のDXをサポートする。Keiyaku.Aiは契約の作成から締結、その後契約ステータスの更新や契約に関わるコンプライアンスチェック、契約書の保存、管理に費やす時間を減らし、新しい契約などの法務資料をレビューすることに時間を増やすように日本の商慣習法を活かして開発された総合契約プラットフォームだという。