GVA TECHは22日、神奈川県および東京都に本社を置く中小企業に向けたサービスの提供拡大を目的として、横浜銀行とAI契約書レビュー支援クラウド「AI-CON Pro」のビジネスマッチング契約を締結したと発表した。
コロナウイルスの影響により、契約における紙・ハンコ文化のあおりを受けて、これまでテレワークが難しかった管理部門でも、出社率20%を目標にテレワークを継続している企業が多く見受けられる。しかし「契約書をレビューする際に参考にしていた書籍や過去の契約書がオフィスに出社しないと見れない」「上司に気軽に相談ができないため契約審査時の判断に悩む」「一人で契約書をレビューしていると契約上のリスクを見落とさないか心配」といった悩みを中小企業の管理部門の人から聞くという。
そこで、横浜銀行との取り組みにより、横浜銀行の顧客企業である多くの中小企業に対し、GVA TECHの弁護士が用意した130種類を超える契約書の審査基準で契約書レビューができる「AI-CON Pro」のライトプランを提供することで、中小企業の管理部門における契約書レビューの課題を解決する。
「AI-CON Pro」は、ユーザーが使用している契約書ひな型や契約審査の担当者に蓄積されている基準をセットアップすることで、ユーザーのビジネス環境に則した契約書レビュー支援を実現するサービス。一方、契約書のひな型を持っていなかったり、普段あまり取り扱わない類型の契約書レビューに困っている企業や法律事務所に向けて、GVA TECHに所属する弁護士があらかじめ用意した130種類以上の契約審査基準で契約書レビューを可能にする機能「AI-CONプレイブック」も提供している。
GVA TECHでは、さまざまなパートナーと協業することで、テレワークでも円滑に契約書審査業務ができるように、企業や法律事務所を支援するとしている。