ヴイストン、二足歩行ロボット Robovie-Z にハンドユニット搭載版を追加

ヴイストン28日は、既発売の二足歩行ロボットRobovie-Z(ロボビー・ゼット)にハンドユニットを追加した、「Robovie-Z Raspberry Pi版 ハンドユニット搭載」を発売すると発表した。

Robovie-Zは、専用に開発されたサーボモーター・ロボット制御基板・フレーム構造を採用し、メイン基板としてRaspberry Pi 4 Model B(RAM容量4GB版)を搭載した、高性能二足歩行ロボット。

今回発売する「Robovie-Z Raspberry Pi版 ハンドユニット搭載」は、既発売のRobovie-Zにハンドを開閉させる機能と肘ヨー軸を追加したバリエーションモデル。安定した歩行を実現したRobovie-Zにハンド軸が追加されたことで、より多彩なモーションを実現することができ、開発・実験用途のほか、ホビー用途や競技会用などで、これまでにない幅広い活用を行うことができるという。

本体は組み立て済みであるほか、通常版のRobovie-Zからハンドユニット搭載版への組み替えサービスも実施する。

Robovie-Zの通常版に搭載されている20軸に追加して、左右の腕に2軸ずつ(ハンド開閉軸および肘ヨー軸)のサーボモーターを搭載した。これにより、左右のハンド開閉が制御できる構造となり、小型の物体を持ち上げることが可能だという。

通常の無線コントローラーで発動するモーションとして「物体を持つ」機能を実装できるほか、Raspberry Pi基板を利用したVR操縦において活用したり、ハンド軸が前提となる競技会へ出場するなど、二足歩行ロボットとしての実用性・表現力や可能性が大きく向上した。なお、Robovie-Zは小型機体であるため、実際に保持できる物体の重量・サイズには限界がある。ハンドを開いた場合の最大幅は約50mm。

販売方法
ヴイストンの公式Webショップにて注文を受け付ける。本製品は受注生産品。
Robovie-Z Raspberry Pi版 ハンドユニット搭載 :33万円(消費税込)
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販売ページ
Robovie-Z ハンドユニット搭載サービス:3万3000円(消費税込み)
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