クラウドデータ、システムデータ、リーガルデータ、AIデータなどのデータアセットマネジメント事業を展開するAOSデータは6日、AIに関するあらゆる情報を網羅したAI情報メディアallAi.jpと連携し、AI学習データのセキュアなAIデータアノテーションサービス事業を強化し、顧客のAIシステム導入の成功に向け、本格稼働を開始すると発表した。
AIを始めるにはまず必要なアノテーションサービスについて紹介する。元データのクレンジング、学習データの作成、アノテーション(タグ付)などの作業に膨大な工数が必要となる。この作業が正確に行われていないとAIが導き出す結果の精度も上がらない。そこで、データに関する作業部分を外部に依頼することが多くなってきた。大切なデータを信頼して預けられ高品質でデータ処理してくれるサービスが必須だという。
AOSデータでは、リーガルテックで、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データの復元調査や証拠開示で数多くの解決をしてきたeディスカバリおよびフォレンジック事業、データ管理技術では、90万人以上のデータを預かっているクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のデータを復旧したデータ復旧事業を展開してきた技術やノウハウを活かし、データテック技術を基盤とした様々なノウハウを蓄積してきた。
AIプロジェクトの成功において的確な情報の入手は欠かせない。AOSデータでは、これまで培ったデータテックの基盤を活かし、あらゆるAIに関する情報を網羅した総合情報メディア「allAi.jp」を運営し、ユーザー企業への情報を発信している。
機械学習のプロジェクトを成功に導く上で、重要な要素として高品質なデータ収集と適切なラベル付けが挙げられる。どれだけ高性能なアルゴリズムを用意したとしても、また適切なコンピューティングリソースが用意されていたとしても、トレーニングのための教師データの品質が低かったり、十分な量のデータセットを集めることができなければ、実用的なプロダクトは完成しない。機械学習アルゴリズムは、適切にタグ付けされたデータを用いて鍛えることで、開発者の意図に沿ったデータ処理を行えるようになる。
AOSデータではML(機械学習)・AI(人工知能)のための「AIデータアノテーションサービス」と「アノテーションプラットフォーム(ツール))を提供してまいくという。