アイリックコーポレーションと100%子会社であるインフォディオは18日、スマートフォンやタブレット等のカメラで生命保険募集人が撮影した生命保険証券を、AIを搭載しディープラーニング技術を活用して生命保険証券を自動分析するサービスにおける特許(第6887233号)を、2021年5月20日に取得したと発表した。
世帯加入率が88.7%の生命保険。加入後に送られてくる保険証券に記載されている保障内容や金額等を見ても、非常に分かりにくいという現状がある。そこで、生命保険募集人がスマートフォンやタブレット等のカメラで撮影するだけで、加入中の保険の内容が一目で分かる、ビジュアル表示した「分析シート」を生成する。
これにより、①AI による自動読み取りと過去に販売された生命保険商品の特性などを同社が独自で蓄積したビッグデータから自動分析を行い、これまでの保険証券分析に要していた時間を最大 90%以上短縮する。②作業時間が短縮化されることにより、顧客とのコンサルティングにより多くの時間を費やすことができる。③保険分析や提案の業務品質の均一化につながる。
保険会社各社が過去に発売してきた保険商品は膨大な数で、しかも保険証券は、各社ごとにフォームも記載内容もばらばらで多岐にわたる。これまでは、生命保険募集人が手入力でシステムに反映していたが、業務効率化と分析サービス品質の均一化を目指して、本発明を開発し運用していくという。