京都発のAIソリューションカンパニー・HACARUS(ハカルス)は25日、独自のAI技術を用いた外観検査AIツール「HACARUS Check」に新機能を追加し、バージョンアップを行ったことを発表した。これにより、画像を用いた金属部品や精密機器などの自動検査を今まで以上に簡単かつ正確に実施できるようになった。
今回のバージョンアップでは、「HACARUS Check」従来の機能に加えて「Patch Sample Inspection」を新たに搭載し、平均5%の精度向上を実現(同社比)。さらに、検査対象物の設定に必要なパラメータ調整を大幅に簡易化することで、欠陥品やエラーの検知をより効率的に行なうことが可能になったという。
「HACARUS Check」はこれまで、少ないデータで高精度な検査結果を提供する外観検査ソリューションとして、主に製造業のDXに取り組むユーザーに活用されてきた。少ないデータ量でも高精度AIが使える独自の技術を生かし、少子高齢化に伴う労働人口の減少などによりFA(ファクトリーオートメーション)が急務となっている現場を今後とも支援していくという。
ハカルスでは、バージョンアップを記念して、新機能を搭載した「HACARUS Check クラウド版」の無料トライアルを実施している。申込みした人全員に、HACARUS Checkを30日間無料で提供する。