「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発するSkyDriveは15日、大阪府及び大阪市と、大阪での空飛ぶクルマの実現に向け、連携協定を締結したと発表した。
今後、相互の連携を図ることで、科学技術の発展、防災機能の強化、イノベーションの創出、地域活性化及び2025年大阪・関西万博に向けた機運醸成を推進する。
大阪府は、2020年11月に大阪を舞台とした空飛ぶクルマの社会実装に向けた動きを加速させるべく、具体的かつ実践的な協議・活動の核となるラウンドテーブルを設立した。
SkyDriveは、空飛ぶクルマの機体メーカーとして、2025年の万博開催時に大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指している。サービス実現のためには、運航事業者やポート事業者が、早期に具体的な事業検討できる素地を作り、また地域住民の理解を促進し、社会受容性を高める必要があると考え、同ラウンドテーブルの構成員として、様々なステークホルダーと連携している。
本活動の取り組みの一つとして、空飛ぶクルマの認知度ならびに社会受容度を確認し、将来的な事業の可能性を検証するために、今秋、大林組、関西電力、近鉄グループホールディングス、東京海上日動火災保険と共同で、「大阪ベイエリアにおける、空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査」を実施する。
今後、空飛ぶクルマの実現に向けて、更なる認知度や社会受容度を上げるためには、大阪府、大阪市とSkyDriveが連携し、継続的な取り組みや新たな取り組みを実施する必要があると考え、本協定を締結する運びとなった。