ロビット、AI外観検査「TESRAY for food & agri」さつまいもの選別ラインで本格稼働

AI技術をロボティクスに実装し社会課題の解決を進めるロビットは12日、さつまいも最大手であるポテトかいつか(茨城県かすみがうら市)に、AI外観検査ソリューション「TESRAY」が採用され、選別ラインで本格稼働したと発表した。

ポテトかいつか社はさつまいも専門の食品企業で、オリジナルブランド芋の「紅天使」をスーパーマーケットや直営店舗・EC向けに販売を展開し、年間2万4000トンの取扱量を誇るさつまいものリーディングカンパニー。顧客に最良の状態でさつまいもを届けるために、約600軒の農家から仕入れた後、貯蔵・選別・加工・出荷までの各工程を高度化するための研究開発を続けている。特に、毎年9~11月頃に収穫したさつまいもを年間通じて安定的に市場に供給するために、貯蔵工程による熟成・品質保持に加え、選別工程による不良品の検出・等階級分けが品質上の重要な工程となる。

選別工程ではこれまで従業員の手作業で対応していたため、①生産量の増加に十分対応しきれていない、②重労働のため従業員の負担が大きい、③外観不良のチェック項目や選別先が非常に多いため、作業員による選別品質にばらつきが生じやすい、といった課題があり、ポテトかいつか社では、選別工程の自動化が望まれていた。しかし、自動化には従来型の外観検査・選別ソリューションでは対応することが難しく、工場の大量生産/処理量を前提に高精度に外観不良品を検出・等階級選別を実現するための高度なAI技術とハードウェア制御技術の確立・応用が不可欠だった。

ロビットが開発し導入を進めるAI外観検査ソリューション「TESRAY」は、食品分野の選別工程に必要となるAI・撮像・ロボティクス技術を全て自社で保有することで、高精度の異常検出を瞬時に行い、インラインで全数検査を実現する技術。製造業をはじめとした幅広い産業、多様な検査対象に対して、高精度の検査実績を有しており、処理量の要求が高い食品/農作物への導入も拡大している。ポテトかいつか社のさつまいも選別工程においては、この「TESRAY」を用いることで、以下の内容を実現した。

・さつまいもに最適化したラインを専用設計で開発し、洗浄後の「搬送〜計量〜撮像〜AIによる選別判定〜選別」までを自動化
・多面撮像機構によって、さつまいもの全周検査を実現
・全ての外観不良項目において検査を実現

なお、本TESRAYソリューションによる選別自動化ラインはテスト稼働の後改善を重ね、2020年1月から本格稼働している。

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