共立精機、AIで画像処理ツールプリセッタの課題を解消

スギノマシンのグループ企業で、工作機器総合メーカーの共立精機は、AIを活用して画像処理ツールプリセッタの高精度カメラで映した刃先画像に含まれる微細な付着物を認識し、付着物を自動的にキャンセルすることで正確な工具寸法が測定できるシステムを開発。ツールプリセッタを中心とした工具計測システムの完全自動化を実現したと15日に発表した。

刃先に付着した微細な異物(切屑や塵など)による測定誤差は、すべての画像処理ツールプリセッタが抱える大きな課題だった。特に全自動システムでは無人稼働を阻害する要因となる。

そこで共立精機では他社に先駆けて、AIを活用してツールプリセッタのカメラで映した刃先画像に含まれる微細な付着物を認識する機能と刃先に付着物があってもAIが自動的にキャンセルし、正確な工具寸法を測定するシステムを開発した。

AI機能
①付着物の識別
付着物を検知し、アラームを発することで誤測定を未然に防ぐ。
②付着物のキャンセル
検知した付着物を除去した画像で測定ができる。

関連URL

共立精機

関連記事

注目記事

  1. 2024-9-27

    アイスマイリー、AI検索システムカオスマップ 2024を公開

    AIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは26日、各業界のDX推進の支援の一…
  2. 2024-9-19

    小学校の授業における生成AIの活用と文科省ガイドライン

    小学校の授業における生成AIの活用は、教育の質を向上させる新たな可能性を秘めている。生成AIを活用す…
  3. 2024-9-13

    「生成AI大賞2024」エントリーの受付を開始

    Generative AI Japan(GenAI:ジェナイ〉」)は12日、日経BPが発行・運営する…
  4. 2024-9-13

    レスキューロボットコンテスト25周年 2025年震災30年の大阪・神戸で競技会開催

    レスキューロボットコンテスト実行委員会は12日、防災啓発と創造性教育の提供を目的とした『レスキューロ…
  5. 2024-9-9

    Gatebox、飲食店向けAI接客サービス「AI幹事」を渋谷の「Bar ZEALOGIC」で導入開始

    Gateboxとだるまジャパンは6日、飲食店向けAI接客サービス「AI幹事」を渋谷に新規オープンした…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る