NTTドコモ、AIカメラによる自動撮影・配信ソリューション「STADIUM TUBE」販売開始

NTTドコモは1日、NTTSportictが提供するスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE(スタジアム チューブ)」を「5G」に対応したパートナーソリューションとして、法人向けに販売開始した。

今回、ドコモから本ソリューションを提供するにあたり、5Gやドコモ5Gパートナーソリューションである「LiveU」と組み合わせた提供が可能となる。5Gを用いることで、固定回線を引くことが難しい屋外の競技場であっても高速・大容量な通信ができるほか、5G以外のエリアにおいても、「LiveU」を利用することで複数回線に分散伝送する技術を用いて安定した映像伝送が可能となる。ドコモの5Gや「LiveU」との連携により、高精細な試合映像を届けることが可能となる。

本ソリューションは、AIカメラを用いることで、スポーツ映像の撮影、編集、配信作業を自動で行うサービス。現在、スポーツのライブ配信は技術面やコスト面で導入ハードルが高く、配信できていないアマチュアスポーツや地方のスポーツ大会などが数多く存在する。本ソリューションでは、撮影から配信までのプロセスを自動化できるため、手軽に、かつ少人数での対応が可能となり、低コストでの映像配信を実現する。

具体的には、パノラマ映像が撮影可能な複数レンズ搭載のAIカメラ「Pixellot(ピクセロット)」を競技場などのスポーツ施設に設置し、会場全体のパノラマ映像を撮影。その後、AIが映像を解析し、プレーを追従した部分を切り出した映像を作成し、クラウド上へのアップロードまでを自動で行う。AI処理により、動きのあるプレー映像に絞ってアップロードすることで、伝送容量の低減が可能となり、固定回線を使わずとも安定した試合のライブ配信が可能となる。

映像の活用シーンとしては、公共スポーツ施設での利用者への映像提供や、スポーツチームでの動画を用いた練習振り返りや試合の配信などが見込まれるという。

ドコモは今後も、5Gの特長である高速・大容量通信を活かした新たな映像ソリューションの展開を通じて、新しい価値の創出や社会課題の解決に貢献し、生活がより便利で豊かになるよう努めていくとしている。

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