600社超8万以上のユーザーに、人事課題解決に特化したコミュニケーションプラットフォーム「エアリー」を提供するEDGEは12日、第6回IMS Japan賞「特別賞」を受賞したと発表した。
組織が高パフォーマンス状態にあるためには、心理的安全性が高く(お互いに忖度や遠慮、周囲の目を過度に気にすることなく自由に意見を述べることができる状態)、責任感やモチベーションが高い状態が必要であると言われている。この心理的安全性を高めるために様々な企業において1on1が制度化されている。
一方、1on1を制度化している多くの企業が、1on1の運用について苦慮していることが明らかとなっているという。
1on1は一般的に上司と部下の間で行われることが多い故に、部下は上司に忖度し、特にネガティブなフィードバックを含む場合に、1on1の改善点について本音を話しづらいという点や、上司の認知バイアスによる過大な自己評価が行われやすい点、あるいは扱うトピックの秘匿性の高さから第三者が介入し客観的にフィードバックを行うことが難しい点など、1on1の実態について正しく捉えることが難しいのが現状だという。
このような実態を受け、同社が提供するHRテクノロジー「エアリーフィードバッククラウド」では、1on1時の上司部下それぞれの発話データをもとに、AIによる感情分析を行う。感情はそれぞれ喜び、怒り、悲しみ、落ち着き、活気の5要素で評価され、時間軸の推移に合わせた感情の推移と発話の割合を表現する。さらにこの感情解析結果をもとに、1on1において必要最低限押さえておくべきスキルを心理的安全性スコアとして評価する。
エアリーフィードバッククラウドにより、これまで主観でしか捉えることができなかった1on1を定量的かつ客観的に評価することができるようになる。これによって自社における1on1の実態を正しく把握することができ、今どこにどういった課題があるのかを可視化することが可能となる。
この、AIを活用した、1on1を客観的に評価する取り組みが評価され、第6回IMS Japan賞「特別賞」を受賞した。
なお、IMS Japan賞は、国際的に評価の高い、IMS Global Learning Consortium の Learning Impact Award(LIA)に範をとり、テクノロジーの教育利用に多大な貢献のあった優れた挑戦を顕彰するもの。
またこの度の受賞は、先日発表した第18回eラーニングアワード「AI・人工知能特別部門賞」の受賞に続き、2度目の受賞となる。