AIプラットフォームを提供するAI insideは15日、「DX Suite」のAI-OCR機能を拡充し、新たに「簡体字」の読取に対応しましたと発表した。
簡体字を扱う中国本土など、現地企業での利用促進を加速させるとともに、日系グローバル企業における簡体字表記の請求書処理など活用機会の拡大にも繋がるという。AI inside は今後も多言語対応を進めるとともに、各国のパートナーを通じて現地における「DX Suite」活用を促進し、アジアをはじめとしたグローバル展開を加速させていくとしている。
文字認識AIを用いてドキュメントからデータを抽出するインテリジェント・ドキュメント・プロセッシング(IDP)のグローバル市場規模は、大量の文書の正確な管理・処理へのニーズの拡大により、2021年の8億米ドルから成長し、2026年には37億米ドルに達すると予測されている。
特に中国は政府による強力なAI促進政策や新型コロナウイルス対策を進める中で非接触型の仕組み作りなどのAI活用が加速している。
今回、中国本土やシンガポール、マレーシアで使用される「簡体字」を「DX Suite」に搭載したことにより、各国における現地企業でのAI-OCR活用を推進していく。また日系企業内では、従来から対応している英語・繁体字・タイ語・ベトナム語に加え、簡体字表記の請求書など「DX Suite」が利用できる対象帳票が拡大し、さらなる生産性向上に貢献するという。