介護見守りロボット「Neos+Care」と「Buddycom」の連携ソフトを提供開始

ノーリツプレシジョンは26日、介護見守りロボット「Neos+Care(ネオスケア)」と未来型チームコミュニケーションアプリ「Buddycom(バディコム)」の連携ソフトを11月から販売開始すると発表した。

本連携ソフトの導入により、見守りシステムからの通知を音声で確認できるようになり、介護現場で画面を確認できない状況にある介護スタッフの利便性の向上が期待される。

厚生労働省は介護現場の深刻な人手不足を解消するため、IoT機器やロボットなどのテクノロジーを活用した介護現場の革新が喫緊・重要な課題として挙げている。特に見守りセンサーを導入し、夜勤職員がインカムを活用することで、利用者1人あたりの業務時間が減少し、夜勤職員1人あたりで対応可能な利用者が増加するという効果もあり、今年度の地域医療介護総合確保基金を活用した介護ロボットの導入支援では見守りシステムとインカムを導入することで補助率が従来の1/2から3/4へ拡充されている。

今回の連携は、まさにこの見守りシステム(ネオスケア)とインカム(バディコム)の2つの機能の連携により、現場の介護従事者の利便性をさらに向上させるものだという。

ネオスケアが介護施設に入居している高齢者の危険動作を検知すると、バディコムでつながるスタッフ全員に検知内容が自動的に送信される。検知内容はバディコムの読み上げ機能により音声で読み上げられ、スタッフはスマホ画面を開くことなく「どこで」「誰に」「何が起こったのか」を共有することができる。

スタッフは離れていても、すぐにバディコムを使ってグループ全体でコミュニケーションが取れるので、誰がどのように対処するかを打ち合わせて、迅速に対応することができる。

デスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「バディコム」は、音声や動画、位置情報(IoT)に加え、AIを利用したデジタルアシスタントでのコミュニケーションが可能。利用実績では、航空、鉄道、建設、福祉施設、流通など様々な業種でのコミュニケーション手段として利用されている。

赤外線距離センサーを用いた予測型見守りシステム「ネオスケア」は、入居者の転倒事故予防と介護職員の負担軽減を両立し、介護サービスの質を改善することが可能。経済産業省ロボット介護機器開発・導入促進事業により「優秀機器認定」を受賞した見守りシステム。

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