オカムラは30日、市販の業務用乾式掃除機が利用でき、ビルの共用スペースなどを自律走行して床掃除を行うクリーニングロボット「STRIVER(ストライバー)」を開発、2022年4月に発売予定だと発表した。
近年、人手不足が深刻な問題となっており、ビル清掃においても省人化・効率化が進められている。ビル清掃では、広い面積を人が掃除機で床掃除しており、人員や労力・時間がかかるため、掃除ロボットによる清掃も増えている。しかし、掃除ロボットでは壁際に近づくことが難しく掃除が十分に行えないため、人の手による掃除が必要となっている。また、掃除ロボットは業務用掃除機に比べて吸い込みが弱いという課題があった。
「STRIVER」は、市販の業務用乾式掃除機を搭載し、自律走行して床掃除を行う自動搬送ロボット。壁際1cmまで接近でき、壁際の掃除が可能です。業務用乾式掃除機を利用し、吸い込み能力を保ったまま掃除ができる。特殊車輪で前後左右の移動や複雑な動きが可能。ビル清掃業界の省人化・効率化を実現する。