エクシングの子会社で全国にカラオケ店舗・飲食店を展開するスタンダードは15日、カラオケ店舗JOYSOUND池袋西口公園前店で、従業員の業務軽減による省人化や非接触型の接客を目的とした、配膳ロボットの実証実験を開始していると発表した。
今回実証実験を行う「Servi アイリスエディション」はソフトバンクロボティクスの「Servi(サーヴィ)」に、業界ニーズに合わせたアイリスオーヤマ独自のオプションの追加を可能にした配膳・運搬ロボット。Serviは、予め記憶させた施設情報をもとに、厨房から注文の商品を提供する各カラオケルームまでの経路を、自ら判断して走行可能なロボット。走行のための大きな設備は不要で、経路変更やレイアウト変更にも柔軟に対応することができるだけでなく、歩行者などとの衝突を回避するほか、免振性能にも優れている。また、従来は個室に扉があるカラオケルームへの配膳ロボットの導入は困難とされていましたが、ロボットの到着を知らせる「通知システム」を採用することで、スムーズな提供が可能となった。
なお、本実証実験と同時に、親会社であるエクシングはソフトバンクロボティクス及びアイリスオーヤマとの連携を強化し、業界に先駆けてカラオケ市場を中心とした店舗へのServiの導入を牽引していくという。また、本取組を通じて、店舗運営の課題である従業員の業務軽減・効率化を図るとともに、利用客により安心して楽しんでもらえるエンタテインメント空間の創出に努めいくとしている。