施設向けAI警備システム「アジラ」、実証実験のファーストステップを完了し実証段階へ

施設向けAI警備システム「アジラ」を提供するアジラは24日、阪急阪神不動産が運営する大型ショッピングセンター「阪急西宮ガーデンズ」で昨年から複数台のカメラで性能試験を進めてきたが、今回、将来の導入を視野に、カメラ台数を増やし、実際の運用を想定した実証段階へ進めることになったと発表した。

同社が提供する「アジラ」は、既存のカメラシステムをAI化できる施設向けAI警備システムカメラ映像の中から、異常行動(転倒、卒倒、ケンカ、破壊行動)や不審行動(千鳥足、ふらつき、違和感行動)を検出したときのみ、瞬時に映像を通知することができるため、映像を監視する警備員の業務を軽減でき、見逃しや見落しも無くすことができる。

AIであるアジラの特徴として、導入後数日間で防犯カメラに映る人々の行動を自ら学習し、それらの行動から外れた通常とは異なる行動(同じ画角内でうろうろしている、きょろきょろしているなど)を「違和感行動」として検知する。これにより、事件や事故が発生する前の予兆行動をも捉え、通知することができるため事故の予防にも寄与するという。

さらに以下の特徴がある。
・映像は、人物を骨格で認識し、行動を検知し分類・保存するため、個人情報保護の安全度が高まる。
・カメラ毎の環境に合わせて自動的にチューニングできるため、夜間の清掃や工事など、検知する必要のない事象を異常検知から除くことができ、不要な通知を減らすことができる。
・今後はオプションで人物の行動による認証機能を追加でき、常習性のある犯罪者(窃盗)を特定・検知することで、防犯に役立てることが可能になる。

社会インフラや大型商業施設、オフィスビルなどでは、近年防犯対策として多数のカメラが設置されている。人々の安全・安心に対する意識が高まる一方で、増大するカメラ映像に対して映像を監視・確認する人の数は限られており、将来の労働人口減少により監視を担う警備員の減少や人件費の高騰も懸念されている。このような状況のなか、映像解析AIがリアルタイムに異常行動や不審行動を自動で検知・判別することで、警備員の業務を軽減し、省人化できる役割が期待されている。さらには、膨大な映像の中から異常を瞬時に判別・通知し、警備員が即応することにより、犯罪の未然防止や、緊急・救急要請の迅速化に繋がる可能性も秘めている。

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