人間共存ロボットの実現を目指す東京ロボティクスは1日、新型の全身人型ロボット『Torobo』の性能動画を公開した。
Toroboは、人と共存するロボットの研究を加速するために開発された全身人型ロボットで、人間のように重たい物を持ち上げる力を持ちながら、関節を柔らかく制御することで、人や環境、対象物との接触を安全に行うことができる。JSTムーンショット型研究開発事業(目標3:一人に一台一生寄り添うスマートロボット)における早稲田大学AIRECプロジェクトにおいても、一部改造して使用されている。
Toroboは、各関節に高分解能トルクセンサを搭載しており、人との接触において柔らかく動作できるため、人との積極的なインタラクションが可能。
カルテシアンインピーダンス制御により高度な力制御を実現している。X,Y, Z軸のそれぞれで柔らかさを変化させることや、手先位置を固定したまま姿勢変更を行うことができる。
産業用としても通用する高剛性・高出力の機械設計を行っており、振動の抑制と人並みの重量物の把持が可能。
実物展示・デモ
Toroboの実物・デモは、以下の展示会で体験可。
2022年3月9日(水)~12日(土)
2022国際ロボット展(東京ビックサイト)