AIによる社員全員・商談全件への全自動アドバイスを目指すサルエドは15日、「商談ガイドライン」機能の受託開発業務をスタートする。
営業現場での利用イメージが湧きやすいように、AIアプリを実装したスマートフォンの画面の「モックアップ」を公開した。
この機能では精緻・緊密な「営業辞書」を格納したルールベース型AIの「エキスパートシステム」が今回面談における指針や進め方、ポイントを表示する。
社員が事前に「ステップ」を選択することで実行すべき「アクション」を的確に教える。顧客へどう働きかけるか、顧客とどうやり取りするかという留意点。
この機能を用いることで、だれでも商談手法とセールストークの急所を押さえられる。したがって、経験が浅い社員、成績が悪い社員でも不安や疑問を感じることなく各回面談を乗り越えられるという。
「商談ガイドライン」は基本機能に限定すればITでもたやすくつくれるが、機械学習型AIの「ディープラーニング」を組み込むと、ステップの自動判定に基づいたアクションの自動表示を行う。また、社員一人ひとりのウィークポイントに即した改善策を示す。
この機能は開発の過程でコアコンテンツとなる営業プロセスを精細化した「営業尺度」を作成しする。
これは多くの企業が定着させられない現場訓練=OJTの「マニュアル」や「チェックリスト」としても使える。
さらに、集合研修=OffJTの「テキスト」に落とし込める。OffJTとOJTを整合性の高いコンテンツで実施でき、教育指導を受ける社員に混乱や迷いが生じない。人材育成の成果も高まるという。