アドベンチャーワールドは、3月1日からオリィ研究所が製作する分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」をパーク内レストランJambo(ジャンボ)に導入する。障がいや難病などで外出ができない人々に働く機会を提供し、新たな形の社会参加を可能にすることにより、誰も取り残さない明るい豊かな社会の実現を目指していく。
オリィ研究所は、2018年から「分身ロボットカフェ」を開催し、「OriHime」を使った接客業などへの就業を可能にしてきた。2020年からは、育児介護、難病や障がいなど様々な理由で外出困難となっている人が一歩を踏み出し、企業や自治体とともに新しい働き方を開拓するプロジェクト「AVATAR GUILD」(アバターギルド)を開始し、多くの外出困難者が自分らしく社会参加できる社会を目指している。
アドベンチャーワールドは、障がいのある子どもとその家族を動物園・水族館に招待する国際的なプログラム「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」を2017年から3年連続で開催し、2021年の開催時に、オリィ研究所と共同で「OriHime」を使った接客サービスをレストラン「Jambo」で実施した。だれもが自分らしく生きていける社会を目指すという両者の想いが一致し、今回「OriHime」の本格導入に至ったという。
アドベンチャーワールドとオリィ研究所は、障がいや病気など様々な理由で外出が困難な方が「OriHime」を活用して、パーク内を楽しむツアーなど新たなプロジェクトを協力して進め、自分らしく社会参加し、全ての人が共に助け合って生きていける社会を目指していく。