コンシェルジュ、AI搭載型チャットボット「KUZEN」をボートレース蒲郡が導入
- 2022/2/25
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ノーコードで開発できるAI搭載型のチャットボットサービス「KUZEN(クウゼン)」を提供するコンシェルジュは24日、愛知県蒲郡市にある「ボートレース蒲郡」を運営する蒲郡市ボートレース事業部が「KUZEN」を活用し公式LINEアカウントを運用した結果、登録者数が4万人に到達するマーケティング成果を上げたと発表した。ボートレース蒲郡公式アカウントの友だち登録者数4万人は、全国24のボートレース場公式LINEアカウントで最も多い登録者数だという。
ボートレース蒲郡は愛知県蒲郡市にあり、年間入場者数延べ2000万人の競艇場。ボートレース蒲郡では会員制サービス「勝ガマ」を提供し、投票を検討している会員向けにキャッシュバックキャンペーン等を実施している。「KUZEN」を導入する前は、勝ガマ会員に情報を届ける手段としてメールを活用していたが、メール開封率は30%程度だった。
このことから、会員に情報を届けるためのメールに替わる手段として公式LINEアカウントを開設、公式アカウント運用に「KUZEN」を導入し会員とのコミュニケーションに活用した。これにより、勝ガマ会員の属性に沿ったキャンペーンやイベント案内が実現し、勝ガマ会員の満足度が向上するとともに、会員数が右肩上がりで増加した。
昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンラインで投票する人が増加傾向にあるものの、ボートレース蒲郡の公式LINEアカウントは、KUZENの導入後1年8カ月で友だち登録者が2万人に達し、現在は約4万人が登録している。これは、全国で24場あるボートレース場公式アカウントで最も多い登録者数だという。
蒲郡市ボートレース事業部は、以下3点を実現するために公式LINEアカウントを開設した。
1.会員制サービス「勝ガマ」の顧客管理
2.メール配信でリーチできなかった会員へキャンペーンやイベントを案内
3.メールでは実現できなかった柔軟かつタイムリーな施策告知
これら3点を実現するためには、アカウント開設後に細かな運用が必要となるが、人手だけで運用することは担当者の業務負荷が増大するため現実的に困難な状況だった。このことから、会員への情報提供をはじめとしたコミュニケーションをAIチャットボットで自動化し、DXを推進できる「KUZEN」を導入した。
公式LINEアカウントの登録者(友だち)獲得のための広告は実施せず、オウンドメディア上の告知のみでロイヤリティの高いユーザーを対象に効果的な友だち獲得キャンペーンを実施。
LINE運用では友だち数を獲得することだけでなく、ブロック率を軽減することも非常に重要。ボートレース蒲郡公式LINEアカウントでは画一化された情報を一斉に送るのではなく、KUZENのデータベース連携機能を活用し、「勝ガマ」会員の登録情報や来場履歴などのデータと連携して会員個々の情報ニーズにマッチした情報を、適切なタイミングで送る事でブロック率の低さに繋げている。
今後も蒲郡市ボートレース事業部は「KUZEN」を搭載したボートレース蒲郡公式LINEアカウントで、さらなるファン増加、満足度向上に繋がるように取り組んでいくとしている。