電通国際情報サービス(ISID)は24日、運動能力をセンサーで自動測定し、一人ひとりの長所に応じて、どのスポーツに向いているかをAIが提案するシステム「DigSports(ディグスポーツ)」の新バージョンを7月から提供開始すると発表した。
新バージョンは、Webカメラで人の動きを推定する画像処理技術を利用することで、従来必要だった深度センサー付きカメラ等専用機材が不要となり、専門の技術者がいなくても簡単に利用できる。
本システムは、6月3日に品川インターシティ・品川グランドコモンズで開催されるイベント「みんなの品川スポーツFES.2023」に先行出展する。
新たにDigSportsに搭載されるモーションキャプチャ機能はAIによる画像認識で人体の関節を推定し、その関節の上下左右への動いた距離から運動能力を推定する。これまでは専用アプリケーションがインストールされた機材と専用のセンサーが必要だったが、新バージョンではそれらが不要となり、PCなど一般的な機材だけで簡単にDigSportsを設置・利用できるようになった。
これにより、時間や場所を問わずDigSportsを常設して利用する、複数拠点で開催するイベントで同時にDigSportsを利用する、などの幅広い使い方が可能となった。