タクテックは15日、同社の仕分け兼検品ソリューションのGAS(ガス)、自動梱包・送り状貼付ソリューションのPaLS(パルス)と、ZMPが提供する物流支援ロボットCarriRo(キャリロ)との連携を発表した。両社のソリューションを活用することで、出荷作業全体の自動化を推進し、EC業界における物流の人手不足の解消に貢献するという。
GAS(ガス:ゲート・アソート・システム)は、1時間に600~1200ピースを仕分け兼検品出来るソリューション。一例として1ユニットに50間口の場合、50間口分を1バッチとしてまとめてピッキング(トータルピッキング)することで、シングルオーダーピッキングと比較して、飛躍的にピッキングの効率を上げて、且つトータルピッキングで必ず発生する仕分け工程を迅速に絶対に間違えずに検品を兼ねて行うことが出来るソリューション。
PaLS(パルス:パッキング&ラベリングシステム)は、1時間に720個程度、ランダムサイズの段ボールを梱包し、中身とズレずに送り状を貼り付けるソリューション。納品書と送り状を一致させるために必要だった段ボールの外側に貼り付ける「管理ラベル」無しでズレない仕組みを構築しているため、全体の機長が5・6m程度で従来機の半分程度とコンパクトなこと、厚さ2cmからの薄型段ボールに対応したラインナップがあることが特徴。
物流支援ロボットCarriRoは、ZMPが開発に取り組む自動タクシーのサービス実証に代表されるZMPの自動運転技術を応用して開発された製品。少子高齢化の流れにより急速な人手不足となっている物流業界において搬送作業の負荷を軽減し、省人化・効率化を目的として販売を実施している。現在販売開始から累計300ユーザー以上の導入実績があり、自律移動による新たな付加価値により物流拠点や工場を始め、ホテルなどのサービス業界と様々な分野に導入が広がっている。