
食品工場の省人化を実現するロボットシステムの開発する、筑波大発AIロボベンチャーCloserは4日、明治と同社の実施するアクセラレータープログラム期間中に工場ラインの省力化を目指すロボットシステムのPoC(Proof of Concept:実証実験)を実施したと発表した。
働き方改革による労働時間の削減や、製造業労働者の減少により、労働力の確保が難しくなり、生産ラインの省人化や生産性向上が、ますます重要となってくる。
Closerは、食品工場におけるロボット導入課題を解決し、導入・運用がしやすい、小型で簡単操作、高い拡張性をもつ、ロボットシステムの開発を行っている。
工場ラインの繰り返しの単純作業はロボットに任せ、商品開発のような想像力を必要とする作業に人々が注力し、仕事へのやりがいや従業員の健康を守り、持続可能な工場ラインの実現を目指すという。
Closerは、明治が実施した「明治アクセラレーター」に採択され、Closerの開発する食品工場向けロボットシステムを用いて、明治の工場内の繰り返しの単純作業を省人化するPoC(Proof of Concept:実証実験)を実施した。
明治アクセラレーターは、明治グループ2026 ビジョンで掲げるオープンイノベーションを加速し、将来に向けた新規事業の探索と創出をする一環として、社外のスタートアップとの協業を実施する取り組み。