
岩沼市と東日本電信電話 宮城事業部(NTT東日本)は27日、スマート農業の導入および田んぼダムの有効性に関する実証実験を行うと発表した。
スマート農業の導入により、水田の水位調整について、遠隔監視や自動給排水を可能にし、生産者の負担をどれほど削減できるかの実証実験を行う。また、自動給排水での治水調整により、田んぼダムとして活用できるかを検証する。
実証内容
① スマート農業導入の効果測定
・設備導入による水管理の作業時間を記録し、従来労働時間と比較する。
・設備導入費用を加算したうえで、経済的効果額を算定する。
・製品の問題点や導入における課題等を調査する。
② 田んぼダムの効果測定
・設備環境の異なった5つの水田で、貯水・排水効果を比較する。
・貯水・排水パターンごとの治水効果を推定する。
③ スマート田んぼダムの普及活動
・実験結果を岩沼市へ報告する。
・市内の生産者へ技術を紹介する。
実証期間は、2022年4月27日~2022年10月31日。
現地見学会
開催日時:2022年5月11日(水)10:00~11:30
実施場所:農事組合法人千貫農場きたはせ(場所:岩沼市南長谷字京ほ場)
参加者:
①市内農業法人、認定農業者
②岩沼市関係者
③NTT東日本関係者