Rimoは11日、日本語に特化したAI文字起こし/議事録サービス「Rimo Voice」で、話者の自動設定および辞書登録に対応したと発表した。
話者が自動で設定されることで、会議など複数人が話した内容をよりわかりやすく共有することができる。更に、専門用語など、よく使用する言葉を辞書登録することができるようになり、文字起こしデータの編集の手間が軽減される。
話者の自動設定は、「Rimo Voice」をリリースしてから多くのユーザーから要望があった機能の一つ。もともと手動で話者を設定できるようにしていたが、自動で正確に話者を設定することは音声データが録音された環境(雑音の有無など)に依存することもあり、技術的に難しい部分があった。そこで、文字起こしデータの一部に手動で話者ごとに改行および話者設定を行うことでAIに音声と話者名を学習させ、自動で話者が設定されるようにした。前述の手順を行うことで、90%の精度で自動的に話者が設定されるようになる。
辞書登録はこれまでオプションの一つとして対応していたが、法人プランを契約していて「グループ機能」を利用しているユーザーは、管理者メニューから辞書登録ができるようになった。専門用語や社内用語など800単語まで登録することができ、より質の高い文字起こしデータが作成される。