SUPWAT、設計・材料選定プロセスにおけるAI活用の最新動向レポート[2022]を発表
SUPWAT(スプワット)は31日、設計・材料選定プロセスにおけるAI活用の最新動向レポート[2022]を発表した。
データドリブンの材料開発は、大学や航空宇宙系研究機関でも活用が進んでいる。本レポートではデータドリブンな材料開発の裏側と、設計・材料選定プロセスにおける工程時間を55%削減するヒントについて解説している。
新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に、製造業のDX (デジタルトランスフォーメーション)は加速している。しかし、これまで取り組まれてきた多くの製造業におけるDXは、従来アナログだったものをデジタルに置き換え、「製造工程における部分的な生産性を高める」に終始してきたのが実情。
本来のDXの対象は、創造性を重視することから“聖域”になりがちな研究開発も例外ではない。むしろ、新たな事業価値につながる革新的な成果を創出するためには、研究開発にまつわる業務全体の変革が迫られている。しかし、製造業の研究開発現場でAIをはじめデジタルの活用が実際に進んでいる企業はそう多くはないという。
同社、SUPWATが実施したアンケート調査では、研究開発の現場では約7割の企業がベテラン研究者の勘や経験に頼った設計をしていることが判明している。さらに、実験や解析に関しては、約8割の研究者が手作業で実施していることが明らかとなった。
研究開発の現場では、設計や材料の選定が属人化し、職人の経験と勘に頼った定性的な開発が課題となっている。なぜ、これまで製造業のデジタル活用が進んでこなかったのか。
そこで本レポートでは、大学や航空宇宙系研究機関でも活用が進むデータドリブンな材料開発の裏側と設計・材料選定プロセスにおける工程時間を55%削減するヒントについて解説している。
設計・材料選定プロセスにおけるAI活用の最新動向レポート[2022]