ユニバーサルロボット(Universal Robots:UR)は22日、製品ラインナップに可搬重量20kgの新しい協働ロボット「UR20」を追加することを発表した。UR20は、URの技術をベースに新たに一から設計された製品で、同社の強力な協働ロボット新ポートフォリオに追加された最新の製品。
UR20は、協働ロボット分野において他の追随を許さないURの革新性を表しているという。新設計のジョイントにより移動速度が向上しただけではなく、より大きな荷重に対応できるようになった。リーチが1750mmあり標準的なパレットのサイズをカバーできるため、梱包やパレタイジングの自動化を可能にする。また設置面積が小さいため、既存の生産スペースで生産性をさらに高めることができるようになる。
パレタイジングに加え、UR20の用途には溶接やマテハン(マテリアルハンドリング)、マシンローディング、マシンテンディングがあり、さらに、URの広範なパートナーエコシステムから、UR20を活用した革新的なソリューションが生み出されることが期待される。
URは2008年に世界初の商用協働ロボットを発売して以降、1100を超えるインテグレータや販売代理店、協働ロボット用の部品やキット、アプリケーションを開発するサードパーティからなるエコシステムを構築してきた。これまでに5万台を超える協働ロボットを発売しているURは、確立された顧客基盤で得られた知見を、最新製品の設計開発に活かしている。