凸版印刷、AI-OCRで古文書を解読するスマホアプリを開発

凸版印刷は13日、スマートフォンで撮影したくずし字資料を、その場で手軽に解読できるスマホアプリを開発したと発表した。

2021年にサービス提供を開始した古文書解読支援システム「ふみのはゼミ」がパソコン・タブレット上での利用、かつ法人向けに限られていたのに対し、本アプリケーションは一般利用者でもスマートフォンで撮影したくずし字資料を、その場で手軽に解読できるサービス。

本アプリケーションは、木版を用いて印刷されたくずし字資料に対応したAI-OCRに加えて、新開発の手書きの古文書に対応したAI-OCRを搭載し、幅広い資料の解読を支援。資料館等での古文書の解読や調査業務の効率化をはじめ、一般利用者の「手元にある古文書の概要を知りたい」「くずし字を読めるようになりたい」といったニーズに対応する。

2022年9月から三井文庫、京都市歴史資料館、和洋女子大学などの協力のもと実証実験を開始。2023年1月にベータ版公開、3月に正式版の一般販売を予定している。

関連URL

凸版印刷

関連記事

注目記事

  1. 2024-7-25

    ロボットバンク、【追従機能付き】自律走行搬送ロボットを発表

    ロボットバンクは24日、追従機能付きの自律走行搬送ロボットの販売開始を発表致した。 本製品は、…
  2. 2024-7-25

    DNP、全国の自治体が共同で利用可能な「メタバース役所」の提供を開始

    大日本印刷(DNP)は24日、生活者が自治体の各種サービスをインターネット上の仮想空間・メタバースで…
  3. 2024-7-19

    人機一体、直感的な操作システム搭載人型重機が JR西日本の鉄道設備メンテナンスに導入

    人機一体は17日、同社のロボット工学技術が搭載された初めての製品となる「多機能鉄道重機」が、7 月か…
  4. 2024-7-17

    順天堂大学、AIを用いた脳容積解析ソフトウェアを開発

    順天堂は16日、順天堂大学保健医療学部診療放射線学科の後藤政実 先任准教授、京極伸介 教授、代田浩之…
  5. 2024-7-12

    生成AIによるオススメフォントのアドバイスサービス「DynaGPT」リリース記念キャンペーン

    主に文字フォント開発、およびその関連製品の開発・販売・保守を行う、ダイナコムウェアは、生成AIによる…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る