トモイク、中央大学との共同研究による「ChatGPTを活用した母親コミュニティサービス」実証実験を開始
トモイクは20日、母親のwell-being実現のためにChatGPTを活用し、母親のコミュニティ運用「エビデンスに基づく育児支援環境」(トモイクコミュニティサービス)の実証実験を中央大学(発達生物心理学・臨床発達心理学教授:髙瀨堅吉)と共同で行うと発表した。
本サービスの利用前後の育児中の母親の心理状態の変化ならびに、復職した保育士の専門性の向上を、標準化された心理測定尺度を用いて定量的に調べること、ChatGPT活用による潜在保育士の負担軽減を実現し、母親の育児不安低減、潜在保育士の社会参画意識向上、AIによる顧客満足度向上に有効性を示す「エビデンスに基づく育児支援環境」を構築する。
本サービスでは、育児中の母親同士(母親コミュニティ)で子育ての悩みの解決や情報交換を実施。また、ChatGPTを母親コミュニティのファシリテーターとして活用する。そして、潜在保育士が、各コミュニティにて、ChatGPTの機能ではカバーしきれない相談内容に対応する。
本サービスでは、母親の育児不安の軽減をメンタルヘルス専門家ではなく、子育て知識をもった保育士に担当させることで、産後うつ発症には至らない未病の状態の母親の、子育て不安の軽減とメンタルヘルス改善の両方にアプローチすることが可能となる。また、ChatGPT活用により相談員の対応時間軽減や、対応スキル向上も予測され大幅な業務負担軽減の効果が期待できる。
AIと子育てプロによる子育て支援環境を構築することで、女性が活躍する社会の実現を目指すという。