日本デザインが運営するゼロイチWEBデザインスクール「デザスク」は20日、ChatGPTを認知しているフリーランスのWebデザイナー108名を対象に、フリーランスWebデザイナーのChatGPTに対する意識調査を実施、結果を発表した。
「Q1.あなたは、ChatGPTをWebデザイン業務の中で活用したことはありますか。」(n=108)と質問したところ、「ある」が62.0%、「ない」が38.0%という回答とった。
Q1で「ある」と回答した人に、「Q2.Webデザイン業務において、ChatGPTをどのような場面で活用していますか。具体的に教えてください。(複数回答)」(n=67)と質問したところ、「見出しやタイトルを作成する時」が55.2%、「コーディングやプログラミングを行う時」が53.7%、「FAQページの作成をする時」が49.3%という回答となった。
Q1で「ない」と回答した人に、「Q4.ChatGPTをWebデザイン業務に活用してみたいと思いますか。」(n=41)と質問したところ、「非常にそう思う」が14.6%、「ややそう思う」が46.3%という回答となった。
Q4で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「Q5.ChatGPTをWebデザイン業務に活用してみたいと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=25)と質問したところ、「制作時間を削減できると思うから」が72.0%、「制作コストを削減できると思うから」が48.0%、「コーディングが容易になると思うから」が48.0%という回答となった。
「Q7.あなたは、Webデザイン業務において、ChatGPTをはじめとするAIの存在をどのように捉えていますか。」(n=108)と質問したところ、「期待している」が20.4%、「どちらかというと期待している」が31.5%という回答となった。
「Q8.あなたは、ChatGPTをはじめとするAIの技術がWebデザイン業務の中で活用できるようになった場合、キャリアにどのような影響をもたらすと思いますか。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「AIを使いこなすスキルを身につける必要がある」が59.3%、「デザイン以外のスキルも身につける必要がある」が45.4%、「デザインを調整する役割になる」が40.7%という回答となった。
今回の調査では、フリーランスWebデザイナーが業務効率化を図る上で、ChatGPTを積極的に活用している、あるいは、今後活用していこうという意向であることが判明した。しかし、AI技術を脅威として捉えているWebデザイナーは少なくなく、「まずはAIを使いこなすことができるようになること」、そして、「デザイン以外のスキルも身につけること」で、Webデザイナーとしてのキャリアを盤石なものにしようと考えている実態が明らかとなった。