vroom、ChatGPTを活用したコミュニケーションAI「vroom AI」β版の公開を開始
アバターを活用したメンタルヘルス事業を展開するvroomは20日、ChatGPTを活用したコミュニケーションAI「vroom AI(ブルームエーアイ)」のβ版の公開を開始した。
「vroom AI」はChatGPTを活用することで、自然なコミュニケーションを可能にし、AIキャラクターとテキストや音声で会話をすることができるWebアプリ。基本料無料でスマホやPCから簡単に利用することができる。
サービスの特徴
1. ChatGPTを活用した自然なコミュニケーション
会話のエンジンにChatGPT API(gpt-3.5-turbo)を活用することに加え、同社独自の設定を行うことで、より自由で自然なコミュニケーションを実現している。
2. キャラクターのカスタマイズ
性別・性格・関係性の3つを設定することができ、自分好みのコミュニケーションAIを作成することができる。性格と関係性は、自身で自由に入力することも可能なため、自分だけのオリジナルのAIを作成可能。
3. テキストと音声での対話に対応
音声認識と音声合成技術による音声の入出力にも対応している。テキストチャットだけでなく、音声での会話も可能となっているため、よりリアルなコミュニケーションが可能となっている。
4. キャラクターの表情が変化
文章からChatGPTで感情を読み取り、キャラクターの表情に反映することで、より感情のこもったコミュニケーションを可能としている。
5. 無料で利用可能
β版では会員登録なしでも1日5回まで無料で利用できる。会員登録をすると、1日30回まで無料で利用できるほか、キャラクターの設定を保存することができる。(正式版でも無料で利用できるプランを設定する予定。)
同社は、「こころのケアを日常に」をミッションとし、アバターを活用したオンラインカウンセリングサービス「vroom Health」を提供しているが、まだまだ日本ではカウンセリングに対する心理的なハードルが高い現状がある。
「vroom AI」はそうした課題を解決するため、より気楽で日常的に利用できるメンタルケアサービスを目指して開発した。カウンセリングのような専門的なメンタルケアはできないが、ちょっとした悩み相談やコミュニケーション不足の解消などに活用してもらいたいとしている。