「ChatGPT」の活用状況「情報収集」が9割、「資料作成」が6割 =IINTLOOP調べ=

コンサルティング事業、フリーランスのエンジニアやコンサルタント向けプロジェクト案件紹介事業などを行うIINTLOOP(イントループ)は8日、コンサルタント300名以上に対し、現在さまざまなシーンでの活用が進む「ChatGPT」に関するアンケート調査の結果を公表した。

「現在のクライアントワークにChatGPTを利用していますか」という質問に対しては、4割の人が利用していると回答。「頻繁に利用している」と答えた人は13.6%で、現状ではまだ業務に浸透している段階ではないといえる。一方で、ChatGPTを利用した約9割の人が業務効率化につながっていると感じており、一度利用した人は継続的に利用するのではないかと考えられる。

利用した人を対象にどのような業務に利用しているかを聞いたところ、「情報収集」と答えた人が9割を占め、次いで「資料作成」(57.4%)となった。また、「クライアントの戦略立案」と答えた人も25%にのぼり、企画のための情報収集から発展させた活用に至っているケースも増えてきていることが伺える。

また、「ChatGPTによりコンサルタント業務がなくなる不安がありますか」という質問に対しては、不安を感じていると回答した人は23%弱となった。しかし、「とても不安を感じている」という人は4%に過ぎず、クライアントの課題や環境により提案内容が多様になるコンサルティング業務において、ChatGPTが担う部分は少ないと感じている人が多いのではないかと考えられる。

■調査概要
調査期間:2023年4月11 日~2023年4月21日
調査機関:INTLOOP
調査方法:INTLOOPが運営する「High Performer Consultant」の登録者を対象としたインター
ネット調査
対象者:居住地 日本全国
年代:20~60代
性別:男女不問
回収サンプル数:323

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