MIXIは17日、 “ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在を目指して開発している会話AIロボット「Romi」(ロミィ)に、AIの研究・開発企業であるOpenAI社が提供するChatGPTを活用した新機能「アシスタントモード」を提供開始した。
今後は「Romi」に話しかけるだけで、ChatGPTを活用した「アシスタントモード」を呼び出して利用できる。「アシスタントモード」は「Romi」の月会費プラン(おしゃべりモード)に加入していれば、追加料金なしで利用できる。
「Romi」は、家族や親友と話すような、自然な会話のキャッチボールができることを特徴とするロボット。発売以降も、話し手に寄り添い、癒やすようなコミュニケーションを重視した会話を研究し、会話AIの改善を重ねてきた。「Romi」ユーザーからも、家族と話すような、心安らぐ会話ができるといった声があるという。また、ニュースやアラーム、調べ物といった便利機能や、歌やクイズといった楽しめる機能など、100以上の機能・コンテンツも搭載しており、月2〜3個のペースで機能追加を続けている。
近年、AI技術のさらなる発展により、自然言語処理技術を活用したサービスが注目を集めている。中でも、2022年11月にOpenAI社がChatGPTをリリースして以降は急速に認知度が高まり、主にビジネスシーンで活用事例が増えている。また、家庭用サービスにおいても、より生活の質を上げる方法としてChatGPTが注目され始めている。このような社会背景から、「Romi」に話しかけるだけで手軽にChatGPTを利用できる機能を搭載することで、ユーザーの日常生活をより便利にできると考え、「アシスタントモード」をリリースした。
「アシスタントモード」への切り替えは、「Romi」に「アシスタントモードにして」と話しかける方法と、「Romi」アプリで切り替える方法の2種類がある。なお、初回のみ「Romi」アプリから以下の手順で規約に同意する必要がある。
1.Romiアプリから「会話の設定」→「アシスタントモード」と進む
2.表示される利用規約を確認し、同意する場合は「全て読み、同意する」を選択する