ferret One、ChatGPTを活用した機能の第2弾「メール作成支援機能」を提供開始

ベーシックは30日、BtoBマーケティングの困りごとを解決するためのサービス「ferret One」で、OpenAI社が提供する「ChatGPT」を活用し、メールマガジンの作成を支援する「メール作成支援機能」のオープンβ版を提供開始した。

BtoBマーケティングにおいて成約率を高めるためには、見込み顧客との接点を持ち続け、見込み顧客がサービスの導入を本格的に検討するまでにサービス理解が深まっている状態にする必要がある。そして、近年のDX推進やリモートワークの普及に伴い、そのための手段として、メールマガジンを定期的に配信するマーケティング担当者が増えている。

しかし、2023年1月に発表されたIDEATECHの調査*1によると、1通のメール配信への作業時間は「4~6時間」が27.2%、「1~3時間」が33.0%と最多となっており、さらにメールマガジン配信に関する課題としては、「開封率が上がらない」が45.6%、「コンテンツのネタがない」が39.8%、「リードに繋がらない」が39.8%という回答となっている。このことから、メールマガジンの配信業務に1日の業務時間の半分程度を費やしているにもかかわらず、成果の出るメールマーケティングに苦戦していることがわかる。

そこで、学習コストと業務負荷の低いマーケティングツールを目指す「ferret One」は、「ChatGPT」を活用し、企業のメールマーケティング業務を支援する「メール作成支援機能」の提供を開始することにしたという。

これまで1000社以上の顧客を支援する中で蓄積したノウハウをAIアシスタントに組み込み、BtoB企業が顧客に対して行うメールマガジン作成に必要な文面・タイトルの作成や添削などをAIアシスタントが代行する。これにより、時間のかかる業務を短縮しながら、成果の出やすいメールマーケティングを行うことができる。

*1:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査「【2022年度】BtoB企業のCRM実態調査」
出典元

機能の概要
「メール作成支援機能」では、AIアシスタントに3つのタスクを簡単に依頼できる。
①メール文面の作成
顧客との関係構築するために最適なメール文面の作成をAIアシスタントに依頼することができる。また、BtoB企業のメールマーケティングには9つのパターンがあることから、それぞれのテンプレートを予め用意。顧客はそのテンプレートを選択するだけで、手間をかけずにメール文面を簡単に作成することが可能。
(テンプレート例)「ホワイトペーパーの送付」「展示会へのお礼」など
②メールのタイトル案を提供
見込み顧客にメールを開封してもらうためには、メールのタイトルの選定が非常に重要。AIアシスタントにメールのタイトルの作成を依頼すると、予め作成したメール文面の内容を考慮した上で、10個のタイトルを提案する。これにより、メールの開封率の向上に寄与する。
③メール文面の添削
作成したメールの文面に対して添削を行う。AIアシスタントは、誤字脱字や文脈の整合性を見抜き、修正すべきポイントを指摘する。さらに、添削後に「より丁寧な文面へ変更」や「よりカジュアルな文面へ変更」など、メールのテイストの調整も可能であることから、顧客の要望に合わせて、よりその企業・サービスらしさが出る文面に仕上げることができる。

「ferret One(メール作成機能)」 ×「ChatGPT」の全貌を伝えるセミナーを開催する。

開催日時:6/15(木)14:00〜15:00
申込・視聴方法:Zoom
セミナー視聴ページ

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「ferret One」
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