暗号資産(仮想通貨)自動損益計算サービス「クリプタクト」を運営するpafinは6月30日、OpenAIのChatGPTを利用した「pafinGPT」を自社で開発し、仮想通貨自動損益計算サービス「クリプタクト」 やWeb3の家計簿「defitact」などの仮想通貨関連サービスでの活用を開始したと発表した。
「pafinGPT」は、ChatGPTはOpenAIが1億を超えるパラメーターを使って開発した自然言語処理モデルで、異なる文章間の類似度や含意関係を高精度に推測できる非常に優れたAIチャットだという。 同社は2022年11月、ChatGPT のリリース直後からその仕組みを活用し、自社独自の技術と知見で「pafinGPT」の開発を進めた。エンジニアリング業務においては2023年3月からトライアルとして活用を進め、カスタマーサポート分野ではサポートエージェントのトレーニングを軸として開発を進めてきた。
「pafinGPT」を導入することで、ユーザーからの問い合わせに対して、加速的に進化する仮想通貨に関するWeb上にある膨大なデータを解析し、最新かつ正確な情報提供が可能になった。同時に、データサイエンスとしても活用することで、問い合わせ内容をデータとして集計・分析し、スピーディかつ効率的に顧客ニーズに合ったシステム戦略に役立てることが可能になった。
今後は、カスタマーサポートの体制構築だけでなく、金融情報の情報収集や分析、注目すべきニュースの発掘など、多方面で「pafinGPT」の活用の幅を広げることで、さまざまなビジネス環境において最適なオペレーションを提供し続けることを目指していくという。
■「pafinGPT」の現在・今後の活用事例
・カスタマーサポート:最適回答の生成
・顧客要望のカテゴリー分類仕分け
・日々の金融関連ニュースの要約生成
関連URL
暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」
Web3の家計簿「defitact」
金融情報プラットフォーム「フィンタクト」
pafin