MetaMoJiは4日、昨年7月から行ってきた先行試用企業での良好な効果検証結果を踏まえて、「安全AIソリューション」の正式提供を開始した。また現行のソリューションでは、企業内に蓄積された労災報告書から高精度な安全リスク評価のAIモデルを構築しているが、今後ChatGPTに代表される生成系AIと連携させることでさらに進化をさせていくという。
安全AIソリューション概要
MetaMoJiの安全AIソリューションは『利用データ作成』『リスク予測データベース構築』『危険予知と安全対策の実施』の3フェーズで構成される。
1.利用データの作成
組織内外に散在している労働災害情報をIMTOC表現でデータベース化する。
*IMTOC表現とは、業種(I)・起因物(M)・事故の型(T)・作業その他の条件(O)および直接原因(C)の5つの要素によって、労働災害の事例を類型化し表現する方法
2.リスク予測データベース構築
労働災害データから「自然言語処理AI」がリスク予測データベースを自動構築し、様々なデータサイエンスに基づく分析からリスクを自動判定する。
3.危険予知と安全対策の実施
現場では、MetaMoJiの業務アプリであるデジタル野帳「eYACHO」や「GEMBA Note」上で労災情報を登録し、職種、使用機械、予測災害などから「Dynamic Checklist(ダイナミックチェックリスト)」等の帳票を生成し、徹底した安全対策を効率的に行える。