業務を自動化するSaaS連携データベース「Yoom (ユーム)」を開発・運営するYoomは19日、GPTを活用したAIナレッジベース「Yoomナレッジ」を提供開始した。
「Yoomナレッジ」は、OpenAI社が提供するGPTを活用し、各種SaaSやコミュニケーションツールなどから社内の情報を収集・精査し、自動的にナレッジを蓄積することで、社内で頻繁に発生する問い合わせ対応や情報検索にかかる時間を削減する。
「Yoomナレッジ」は、「Yoom」の様々なSaaS間を連携する機能と、OpenAI社が提供する生成AI「GPT」によるテキスト生成機能を組み合わせたAIナレッジベース。Slack内での会話やNotionのページなどから情報を収集し、GPTを用いてナレッジ記事を自動的に生成する。また「経費精算はどこから行えば良いですか?」などの対話形式でナレッジの検索が可能。
調査では、1日の業務時間のうち20%(平均1.6時間)を、社内の情報検索に費やしているといわれる。(オウケイウェブ総研2019より)
「Yoomナレッジ」を利用することで、このような社内情報の検索や、情報集約に費やす時間を大幅に削減することが可能だという。
AIナレッジベース「Yoomナレッジ」の特徴
1)社内の情報を自動で集約
Slackなどのチャットツール内での会話情報、PDFなどのドキュメント、Notion内の記事など、様々なデータソースから社内の情報を自動的に集約する。
2)情報を精査し、ナレッジを自動生成
集約した情報をAIが自動的に精査し、ナレッジベースに登録するコンテンツを自動的に生成する。
3)GPTを用いた対話形式での検索
「通勤交通費の上限はいくらまでですか?」などのように対話形式でナレッジを検索し、関連するナレッジと共にAIが回答する。
リリース当初は、Slack、Notion、PDF、Word、PowerPoint、txtファイルからナレッジの蓄積が可能。
今後、Google Drive、Microsoft Teams、Chatwork、クラウドサイン、Intercomなど、連携可能なサービスを順次追加していくという。