AI開発の木村情報技術、ChatGPTとAPI連携した新機能をリリース

のべ100社以上にAIチャットボットを提供する木村情報技術は26日、ChatGPTとのAPI連携による新機能の提供を開始すると発表した。

社内マニュアルなどの文書ファイルからQ&Aデータを自動生成する機能を、自社のAIチャットボット「AI-Q(アイキュー)」に搭載することで、企業独自のAIチャットボットの構築にかかっていた時間が、従来と比べ最大80%削減できるようになる。

第1弾として7月31日に、質問文の自動生成機能を正式リリースする。

AIチャットボット「AI-Q」に搭載される新機能の特長
(1)ChatGPTとのAPI連携により、社内規程やマニュアルなどの文書ファイルからQ&Aデータを自動生成する。また、AIチャットボットの精度を向上させるための学習データとなる質問パターンも自動生成する。
(2)生成されたQ&Aデータは、管理者が確認したうえで「AI-Q」に取り込まれる。このことにより、生成AIの弱点であった回答品質のバラつきを解決し、優れた安全性と品質を担保する。
(3)この新機能の搭載により、企業独自のAIチャットボット構築にあたっての作業時間が、従来と比べ最大80%削減可能になる。

これまで、問合せの自動応答を可能にし業務を効率化するAIチャットボットは、ビジネスシーンにおいて有用とされてきたが、一方でそのQ&Aデータ(学習データ)の構築には手間と時間を要することが大きな課題だった。

そのような中、同社ではこの課題を解決するため「ChatGPT」などの生成AIの技術に注目。生成AI特有の「回答品質にムラがある」「誤った情報を答えることがある」といったリスク面も考慮し、生成AIの技術を適切にコントロールしながら、企業のなかで安全かつ有効に活用できる新しいAIチャットボットの仕組みを開発した。

価格面
・今回発表の新機能は、AIチャットボット「AI-Q」に標準機能として搭載される。このことによる「AI-Q」利用料金の変更はない。
・既に「AI-Q」を利用中のユーザーには、無償でアップデート作業を行う。
*7月末から随時アップデート対応を進める予定。
・今後新たに本機能および「AI-Q」を導入する場合は、同社ならびにパートナー企業から提供する。

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「AI-Q」
木村情報技術

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